気になるところだけ見てても、変わらないことがありま

下っ腹が気になると、お腹をどうにかしようとしますよね。

冷えるなら脚を温める。

お尻が気になるなら、お尻を鍛える。

トイレでなんとなく違和感があっても、まさかそれが下っ腹や冷えと関係してるなんて普通は思わないはずです。

でも、カラダって気になるところだけで全部が動いてるわけではありません。

そこで一度見てほしいのが、骨盤底筋です。

骨盤底筋は、名前の通り骨盤のいちばん下にある筋肉。

ざっくり場所を言ってしまえば、お腹より下で脚と脚のあいだ。パンツの中あたりです。

ここで内臓を下から支えながら、立つ、座る、歩く、トイレする。

そんな普段の生活でもずっと使われています。

しかも、ただ力が強ければいい筋肉でもありません。

必要なときには締まる。

必要のないときには、ちゃんとゆるむ。

この両方ができることが大切です。

だから、

「下っ腹が気になるから腹筋」

「お尻が気になるからスクワット」

だけではなく、

そのもう少し奥にある骨盤底筋は、ちゃんと使えてるかな?

そんな見方もひとつ増やしてみてください。

自分では見えないし、ちゃんと使えてるのか分かりにくい筋肉だからこそ、気になる症状が続いているなら骨盤まわりから見直してみるのもひとつです。

下っ腹や骨盤まわりが気になる方は、カラダ全体から見ていきます。

骨盤底筋がうまく使えないと、こんなところに出てきます

骨盤底筋は見えない筋肉なので、調子がいいのか悪いのか、自分ではなかなか分かりません。

その代わり、カラダのほかのところに変化が出てくることがあります。

たとえば、下っ腹。

体重はそんなに変わってないのに、下っ腹だけぽこっと出る。

朝より夕方のほうが気になる。

もちろん、食べすぎや脂肪だけが原因とは限りません。

骨盤底筋は、お腹やお尻などと一緒にカラダを支えているので、うまく使えていないことが下っ腹の見え方に関係する場合もあります。

そして、トイレ。

ちゃんとおしっこしたはずなのに、なんとなくスッキリしない。

出したいのに出にくい。

前よりトイレが近くなった気がする。

骨盤底筋は、おしっこを出すときにはゆるんで、出さないときには締まる筋肉でもあります。

だから、締めるほうだけではなく、ちゃんとゆるめられることも大切です。

ほかにも、お尻の形がなんとなく変わって見えたり、座っているとパンツの中が重だるく感じたり、下半身が冷えやすくなったり。

一見すると骨盤底筋とは関係なさそうなところにも、骨盤まわりの使い方が関わっていることがあります。

全部当てはまる必要はありません。

ひとつでも、

「あ、これちょっと分かるかも」

があったら、気になるところだけじゃなく、骨盤まわりまで一緒に見てあげてもいいのかもしれません。

気になる症状がある方は、骨盤まわりも含めてカラダの状態を見ていきます

骨盤底筋は、鍛えればいいわけじゃありません

骨盤底筋って聞くと、

「鍛えたほうがいいんでしょ?」

と思う人も多いと思います。

もちろん、うまく力を入れられなかったり、筋力が落ちていたりするなら、締める練習が合うこともあります。

でも反対に、普段から力が入りすぎていて、うまくゆるめられてない人もいます。

たとえば仕事や学校でずっと座っていた日。

緊張してカラダに力が入りっぱなしだった日。

トイレしたいのに、なかなか出なかった日。

そんな日は、頑張ってさらに締めるより、一度力を抜いてあげたほうがいいこともあります。

骨盤底筋に必要なのは、

締めること。
ゆるめること。
必要に応じて切り替えられること。

この3つです。

だから「骨盤底筋が気になるから、とりあえず毎日締めとこう」だけでは、その人のカラダに合ってるとは限りません。

しかも骨盤底筋は、自分では見えません。

お腹みたいにつまんで確認することもできないし、鏡を見ても分からない。

だからこそ、

私の場合は締めたほうがいい?
それとも、ゆるめたほうがいい?

ここが分かりにくいんです。

骨盤底筋だけを頑張って動かすより、お腹やお尻、内ももなど、骨盤まわりも一緒に見ながら整えていく。

それも骨盤底筋をケアする方法のひとつです。

自分では分かりにくい骨盤まわりも、カラダ全体を見ながらケアしていきます

骨盤底筋だけを触るわけではありません

骨盤底筋が気になるからといって、そこだけを集中的にどうにかするわけではありません。

骨盤底筋は、お腹やお尻、内ももなど、骨盤まわりの筋肉と一緒に働いています。

だから施術でも、まずはカラダ全体を見ながら進めていきます。

下っ腹が気になるなら、お腹や骨盤まわり。

座っている時間が長いなら、お尻や太もも。

冷えや重だるさが気になるなら、脚から鼠径部にかけて。

その人の気になるところや普段の過ごし方によって、見ていく場所も変わります。

そして骨盤まわりは、普通のマッサージより少し「どこまで触るんだろう?」が気になる場所でもありますよね。

特に鼠径部や恥骨まわり、内ももなどは、いきなり触ることはありません。

どこをケアするのかを確認しながら進めていきます。

苦手な場所があれば、そこを避けても大丈夫です。

骨盤底筋のケアだからといって、

恥ずかしいのを我慢する必要はありません。

気になる症状と、触られても大丈夫な範囲。

その両方を見ながら、その人に合わせて組み立てていきます。

骨盤まわりのケアが初めての方も、気になることは予約時や施術前に聞いてください

「これって骨盤底筋?」くらいでも大丈夫です

ここまで読んで、

「私の下っ腹も骨盤底筋なのかな?」

「冷えは昔からだから違うかな?」

「トイレも毎回じゃないしな」

そんな感じでも大丈夫です。

そもそも、自分の不調の原因を自分で全部分かってたら、そんなに悩まないですよね。

下っ腹が気になる。

冷えやすい。

座ってるとパンツの中がなんとなく重い。

最近、お尻の形が気になってきた。

トイレしたあと、たまに「あれ?」と思う。

そのくらいからで十分です。

骨盤底筋が関係してることもあれば、お腹やお尻、内ももなど別のところから見たほうがいいこともあります。

だから予約するときも、

「骨盤底筋を見てほしい」

まで決めなくて大丈夫です。

「下っ腹が気になります」

「なんとなく下半身が重いです」

そんなところから、カラダを見ながら一緒に探していきます。

骨盤底筋は、普段ほとんど気にすることのない筋肉です。

でも、下っ腹や冷え、トイレなど、いつものカラダにちょっと気になる変化が出てきたら。

骨盤底筋も、選択肢のひとつに入れてみてください。

気になることがうまく説明できなくても大丈夫です。

まずは今いちばん気になってることを、そのまま教えてください。

骨盤底筋だけに決めつけず、カラダ全体から見ていきます