「そんなに太ったわけじゃないのに、下っ腹だけ出る」
朝はそこまで気にならないのに、夕方になるとぽこっと出てくる。
パンツやスカートを履くと、下腹だけ妙に乗っかる。
こういう下っ腹を見ると、
「腹筋ないからかな」
「食べすぎたかな」
「ちょっと痩せなきゃ」
って考えがち。
でも、下っ腹ってお腹だけ見ていても原因が見つからないことがあります
お腹のさらに下、骨盤の底には骨盤底筋という筋肉があります。
名前だけ聞くと「尿漏れを防ぐ筋肉」のイメージが強いかもしれないけど、それだけじゃありません。
骨盤の中にあるものを下から支えながら、お腹や背中の筋肉とも一緒に働いています。
だから、骨盤底筋がうまく使えていなかったり、反対にずっと力が入りっぱなしだったりすると、お腹にも影響が出ることがあります。
下っ腹が気になるから腹筋。
それだけじゃなく、もっと下の骨盤から見てみるのもひとつです
鏡を横から見たとき、お尻が後ろに出て腰が反っていませんか?
この姿勢になると、下っ腹も前へ押し出されやすくなります。
ずっと座っている。
立っていると片足に体重をかける。
お腹を引っ込めようとして、いつも力を入れている。
こういう普段のクセでも、骨盤まわりの筋肉の使い方は変わります。
だから体重は変わっていないのに、
「前よりパンツのお腹がきつい」
「下腹だけ太った気がする」
なんてことも。
脂肪だけの問題なら痩せる方向でいいけれど、筋肉の使い方まで絡んでいたら、それだけでは変わりにくいんです
下っ腹が気になる人に、もうひとつ見てほしいのがパンツの跡。
脱いだあとにゴムの跡がくっきり残る。
足の付け根が食い込む。
鼠径部あたりが重だるい。
そんな感じも一緒にあるなら、下っ腹だけの問題として考えない方がいいかもしれません。
骨盤まわりには筋肉も血管もリンパ管も集まっています。
長時間同じ姿勢でいたり、筋肉が硬くなったりすれば、下腹から鼠径部、内ももまでまとめて重く感じることもあります。
下っ腹とパンツの中は、すぐ隣。
別々の悩みに見えて、身体の中ではかなり近いところで起きています
下っ腹が気になるから、お腹を揉む。
もちろんそれもひとつだけど、うちではお腹だけで終わらせず、鼠径部や内もも、お尻なども含めて状態を見ていきます。
さらに骨盤底筋が関係していそうなら、その周辺まで含めて考える。
「鍛えればいい」と決めつけるのではなく、硬くなっているのか、うまく使えていないのかを見ながら整えていきます。
下っ腹、パンツの食い込み、下半身の重さ。
いくつも気になるところがあるなら、ひとつずつ別々に考えなくても大丈夫です